2014年11月17日月曜日

11/19 「Live Together !~表現」:そもそも「ライブペイント」って?

イシカワです。直前のポストで「ライブペイントやります」と書きましたが、19日(水)のウォーミングアップ企画第2弾「Live Together !~表現」をご案内するなかで、必ずと言っていいほど向けられる質問がこれ。
「ライブペイントって何ですか?」
ああ、そうか、そうですよね。自分にとっては馴染み深くても、そこから説明しなきゃいけませんね。えーっと、「ライブでペイントをするんです」。って、これは説明になっていない。ひどい。
それではカイノさん自身に語っていただきましょう。

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日頃当たり前に使っていた「ライブペイント」という言葉ですが、ライブペイントってなに?
と言う質問を、最近受けました。
こちらが当たり前に使っていた言葉、長い間使い慣れると初耳の人にとっては全く通じない事があります。
僕はわりと初めましての人にちゃんと伝えたいと思う方なので、説明するのは苦手ですが、頑張って言葉にしてみようと思います。

とは言ってもライブなど星の数ほどあり、それだけそれぞれの感覚があるので、
あくまでも僕の“ライブ”という“ライブペイント”の感覚です。
他の人がなんでライブペイントをするの何かは知ったこっちゃないです。
それぞれの取り組みをすればいいと思います。

ライブペイント、英語にしたら、live paintですが、
僕はそのliveという言葉に重きを置いています。
住むだったり、生(なま)だったり、生きる(いきる)だったり、という言葉ですが、
なんとかライブで生きていること伝えたい。
それに尽きます。
なんとかliveに“a”を付けてやろうという行為です。
liveをaliveにしようとする行為。
alive、生きていること、を伝える行為。
その為にライブペイントを行います。
なので余すことなく毎度、ライブ前は怖くて恐ろしくて逃げ出したいです。
生きて過ごせる自信が全く無い。生きてそこに立ってられるイメージが無い。
怖くて怖くて、吐きそうな理由がそれです。

言えば言うほど分からなくなるね、もどかしい。そんなもんだけど。
さてと、
今回の松山でのライブペイントは、詳細にあるように、前半お客さんとお話をして、
ライブの構成をお客さんに考えてもらいます。
みんなで考えてもらった構成で、後半すぐペイントをおこないます。
新しい試みです。命を一度預ける試み。どうなるか分かりません。
ですが、どうなるかなんて分かりしはしないのが生きてるそのものだと思うので、
ものすごく、怖くて吐きそうですが、挑戦してみようと思います。

固有名詞が出てくるとまた分かる人の偏りが出ちゃいますが、説明ついでなので書いておくと、僕のライブペイントは未来美術家の遠藤一郎の影響を強く受けています。少し絵面が似ているのはその為です。

…最後に、よくライブの共演者と言葉に出来ない、信頼感のようなもので仲良くなる事があります。
僕はこれは、ライブという行為は舞台上で一度“死ぬ”、そして生(せい)を取り戻す行為だからじゃないか、と思っています。
死線をともにする仲間。
今回の相方は、DJ DOC.KOYAMANTADO (未来世紀メキシコ)という、極上の音を出す男です。
あわせて楽しんでもらえたら、幸いです。



どうぞ、よろしくお願いします。
強く。

 海野貴彦 2014.11.13

(*写真、わくわく三津浜(初)2013 「live for meets you」より)









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