2014年11月21日金曜日

「トークバック」のここがステキ⑫:「トークバック」はジェンガだと思う (1)

イシカワです。いよいよ上映会当日まで10日を切りました。おかげさまで12日、19日のウォームアップ企画も好評のうちに終了。ホップ、ステップ、残すはジャンプのみ!どこまで高く跳べるかは、参加者の皆様にかかっています!!よろしくお願い致します!!!

さて、今日は日々の広報活動を通して感じたことを少々。「トークバック」はジェンガだと思う。そんなお話をしてみます。

繰り返します。「トークバック」はジェンガだと思う。一体どういうことか。これを説明するためには、私の本業について触れる必要があります。


イシカワの本業は、ひきこもりの調査研究です。10年以上前から、ひきこもり界隈をうろうろしていまして、フリースペースなる場所にも足を運んできました。ひきこもり・不登校支援では定番メニューの1つと言えます。

フリースペース。自由な空間。直訳すればいいってもんじゃありませんが、その名の通り、利用者たちが気ままに過ごすことのできる空間です。特定のプログラムが用意されているわけではありません。しゃべりたい人はしゃべればいいし、ずっと黙っていてもかまわない。ギターを弾く人、ゲームする人、寝る人、ずーっといる人もいれば、少しだけ顔を出してすぐに帰ってしまう人など、様々です。

さて、フリースペースに必ずと言っていいほど置いてあるものがあります。それがジェンガ。あとはUNOもよく置いてありますね。で、誰かの「やろうよー」という声に反応した人たちが集まってきて、黙々とやるわけです。そう、黙々と。盛り上がってるんだか盛り上がってないんだか分からんテンションで、黙々とやるんです。


私、これが苦手だったんですよね。調査研究の一環とは言え、何でよく知らない人たちとゲームやってるんだろう?って思ってしまうんです。でも、あるとき気づきました。「よく知らない人たちとでも一緒に過ごせるように、ジェンガがあるんだ!」

雑談って難しいですよね。とくに相手が初めて会った人や、あまり知らない人だと、何を喋ったらいいのか分からない。で、気まずい沈黙が流れたりして。でも、ジェンガをやっていれば、直接相手と話す必要がないんです。お互い目をガッツリ合わせなくても、ジェンガを介してコミュニケーションが取れるんです。「うわっ、そこ危ない」とか「うまいなぁ~」などなど。

しかも、何回かやっているうちに連帯感みたいなものが生まれてきて、終わる頃には何となくおしゃべりが始まったりする。つまり、ジェンガがあるからこそ、普段なら難しいはずの雑談ができるんです。

で、さて。「トークバック」はジェンガだと思う、その心は。長くなったので、ここでいったん公開します。それほど引っ張る話じゃないんですけどね。続きは後ほど。


そういえば、上映委員会メンバーのよっしーと仲良くなったのも、夜の街でジェンガをしてからだった!負けてテキーラを飲まされたな…

後編はこちらです。

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