2014年11月29日土曜日

「トークバック」上映会@松山の根っこにあるもの

イシカワです。「トークバック」上映会@松山まで、ついにあと1日となりました。茫然。

さて、今日は上映会の言いだしっぺとして、このイベントの根っこにある考えを書きたいと思います。でも、それを説明するのはとても大変だし、文章も長くなってしまう。というわけで、「街でもトークバック!」企画を通して、その一部を少しだけお話しようと思います。

「街でもトークバック!」。これ、広報活動を通して多くの方とご縁になるなかで、ポコッと生まれた企画です。最初はこんなこと全く考えてませんでした。でも、この企画がくっついたことで、「トークバック」の上映を通してやりたかったことに、具体的な形を与えられたように思います。

私は動き始めた当初から、ただ映画を観ておしまい、というふうにはしたくないと思っていました。じゃあ、何をやりたかったのか。

背景も立場も関心も違う、そんなバラバラな人たちが、とりあえず集まっちゃった。そんな間口が広く、雑多な場を作ってみたかったんですよね。

ちなみに、カイノさんに声をかけた理由の1つも、ここにあります。HIV/AIDSの啓発活動に携わっているさとしぃと、ひきこもりの調査研究を続けているイシカワだけで組んだら、この上映会は「人権啓発」という枠に閉じ込められかねない。それは困る。だから、カイノさんに入ってもらったのです。上映メンバーからして雑多にすることで、上映会の間口を広げたかったのです。

で。そういう間口が広く雑多な場は、複数あったほうがいい!と思っています。だって、1つしかなかったら、そことの相性が悪かった場合、救いようがないじゃありませんか。でも、いくつもいくつも場があれば、1つぐらいは相性の良いところがあるかもしれないじゃないですか。

だから、「街でもトークバック!」は、複数のお店に協力をお願いしたのです。単に、トークバックできる会場を提供してほしいとか、イベントとして盛り上げたいとか、そういうことではありません。「トークバック」という作品を介して緩やかにつながってはいるけれども、カラーの異なる「場」が街中にいくつもある。これがすごく重要なのです。

カラフルな水玉がたくさん浮かんでいる。そんなイメージ。そんな街だったら、呼吸がしやすくなるような気がします。「呼吸しやすい街」。この上映活動を通して浮かんできたキーワードです。



ついでに言うと、今回の上映会、当初はもうちょっとこじんまりとやるつもりでした。なのに、あれよあれよという間に輪が広がって、ずいぶん大きなイベントになりました(正直に言うと「なってしまいました」笑)。この1ヶ月、できるだけ多くの方に来ていただけるようテンション高くFacebookで情報を拡散し、あっちこっちで営業してきました。

このやり方でいいんだろうか。そんな迷いや不安、実はありました。大勢が参加すればいいというものではない。そんなふうに思っている部分もあります。それでも、今回は多くの方に参加していただくことを目標にしました。

というのも、参加者が増えれば共鳴するものを持っている者同士が出会える確率が高まるはずだからです。困ったことに、相性が良くない人たちとぶつかってしまう確率も同じく高まってしまうのですが、そうではないご縁があることを信じて動いています。

「トークバック」という作品を介して、そこかしこで新たな出会いが生まれることを期待しています。そして、その出会いから、いろんな水玉が生まれることを願っています。

それでは明日、会場でお会いしましょう!楽しみにしています!!

0 件のコメント:

コメントを投稿